資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応の方が、PBR1倍割れの企業
がうんぬんとメディアで騒がれてます。が、そちらもある程度重要ですが、対応は
薄ペラペーパー定型文で堂々すますことができるようなものでもあります。
しかしながら、2番目に来ている「株主との対話の推進と開示(プライム市場)」
については、資本コスト~(以下略より、(企業側が受ける意味での)圧力がそこ
そこそこあるような気がします。個人投資家にとって大きなことであるものとして、
”株主と対話している場合に、その実施状況等について開示をお願いする"という
のもあります。
この2番目があることで、1番目の資本コスト~(以下略もある程度効果があが
るでしょうし、実際すでに大きい企業で意識した施策がでてきています。
もちろん、スタンダード企業においても、資本コスト~(以下略について大きな
施策をしてくるところもでるでしょうが、どちらかというとプライム企業の方が
期待できるところが多いのではないかと思います。
私の銘柄は3月末現在はスタンダード側に偏ってはいますが、プライム銘柄もある
程度意識して入れた方がいいかもしれないなあとは思ってます。が、プライム銘柄
には今、株価が半年先を見通すどころか半年遅れや1年遅れの株価と言えるような
銘柄も多くタイミング的にも非常に難しいものも結構ありますので気をつけたいと
ころです。具体的には(全ての銘柄ではありませんが)鉄鋼などの一部素材や資源・
海運・銀行・(開発系主の)不動産などです。これらの銘柄は年初(一部では昨年
終わりの方)から自分では買うのを制限しているものであります(素材・資源につ
いては個別要素も強いので一概にはいえませんが)。
最後に長期投資投資として、資本コスト~(以下略で気をつけたいことがありま
す。積極的な施策はいいのですが、1株企業価値の毀損が大きくなるものもでてく
るでしょう。例えば、1株企業価値より高い自社株買いや、過剰な配当で財務基盤
がやや弱まる場合です。こういうものは株価が高いうちに長期保有は諦め(?)て
素直に機を見て退却しましょう。
東証の資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応等に関するお願いに
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